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乳歯の抜ける時期
6歳ぐらいになると乳歯が抜け始める子が増えてきます。
まわりのお友達は何本か抜けて大人の歯が生え始めているのにわが子は一本も抜けない、、、と 、心配なお母さんが多いようです…。乳歯の抜ける時期、永久歯の生えてくる時期は個人差があります。下記の乳歯の抜ける時期の目安を参考にしていただいて、あまり遅れているようならかかりつけの一般歯科や小児歯科で診察を受け相談してみましょう。
※当院では7歳以上で、上下の前歯4本ずつ以上が乳歯から永久歯に生え代わっている状態をご相談対象とさせていただきます。
※乳歯の矯正治療は基本的には必要ありません。上下の前歯4本ずつが永久歯に代わって以降が第1期矯正治療の開始時期です。乳歯が抜けずに後続の永久歯が生えてきた場合は、乳歯の抜歯をかかりつけ一般歯科にてご相談ください。
上の歯 | 下の歯 | |
乳中切歯(A) | 7~8歳 | 6~7歳 |
乳側切歯(B) | 8~9歳 | 7~8歳 |
乳犬歯(C) | 11~12歳 | 9~11歳 |
第一乳臼歯(D) | 9~11歳 | 10~12歳 |
第二乳臼歯(E) | 9~12歳 | 11~13歳 |
子供の虫歯
乳歯は、永久歯に比べてやわらかく、虫歯になりやすいものです。また、乳歯も永久歯も生えてきたばかりの歯は、虫歯になりやすく、進行もとても早いので、子どもの虫歯には注意が必要です。
乳歯の虫歯で乳歯の生え変わりの順番が変わってしまうと、後から生えてくる永久歯のスペースにも影響して歯並びがデコボコになることがあります。 特に食生活や歯みがきなど、小さな子どもの虫歯は、保護者の管理が大変重要です。
正しい知識をもって最適なケアを行ない、
子どもの虫歯を作らないようにしましょう。
哺乳瓶虫歯(ボトルカリエス)
歯が生えてからほ乳瓶などでミルクや砂糖の入った飲み物を飲み続けたことで 生えたばかりの前歯にできた虫歯のことを哺乳瓶虫歯(ボトルカリエス)と言います。
特に、寝る前のミルクなど、水やお茶以外の飲み物を飲む習慣が残っていると哺乳瓶虫歯になる可能性が大きくなるので注意しましょう。歯が生えてきたらできるだけほ乳びんからコップへ、寝る前のミルクも早めにお茶や白湯等にしていきましょう。
砂糖の入った飲み物
果汁飲料、乳酸飲料、スポーツ飲料など、お子さんに過剰に飲ませていませんか? これらには驚くほど砂糖や果糖が含まれており、
乳幼児期に過剰に摂取すると虫歯だけでなく将来の偏食や肥満にまでつながると言われています。できれば水やお茶などで水分補給するように心がけたいものです。
虫歯は移ります!
生まれたての赤ちゃんの口の中には、もともと虫歯菌は一切いません。
虫歯菌を持たない赤ちゃんに虫歯菌を移すのは、ほとんどの場合はお母さんを始めとした家族です。たとえば赤ちゃんへのキスや口移しでの食事などでも虫歯菌は赤ちゃんに移ってしまいます。
虫歯にかからないように育てるためには、周囲の大人が口内環境を整えて赤ちゃんに接することが大切です。 赤ちゃんが生まれる前から定期検診を受けて、口の中の虫歯菌を減らすようにしましょう。 また、食事を与える際には親の箸やスプーンは使わずに、赤ちゃん専用のものを使うようにしましょう。