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歯列矯正の抜歯について
歯並びが悪い人のうち、アゴの大きさに対して歯の大きさが大きすぎるために、歯が生えるスペースが足りなくなり、歯がきれいに並ぶことができなくなって、デコボコの歯並びになったり、出っ歯になっている場合が多くみられます。
矯正治療でなぜ歯を抜くことがあるの?
矯正治療ではデコボコの歯並びを解消するためや出っ歯を引っ込めるためのスペースを作るために歯を抜くことがあります。矯正治療で抜歯をする場合はほとんどが小臼歯を抜きます。犬歯の後ろにある歯です。小臼歯は審美性・機能性において大きな役割を持っていない歯であり、抜いた際のデメリットも最小限に抑えられます。 上下左右のバランスをとるために上下左右1本ずつ計4本抜くことが一般的ですが、上顎だけ2本や下顎だけ2本を抜くこともあります。小臼歯の大きさは7~8mmありますので、2本抜くと上下それぞれ14~16mmのスペースを作ることができます。
↑ ×の歯を抜いてスペースを作り前歯を後ろに動かして「出っ歯」を治しました。
たとえば7人がけのいす(アゴ)にお相撲さん(大きい歯)が7人座わると窮屈!1人どいてもらえば6人のお相撲さんが座れますよね♪ |
を抜いてスペースをつくり、歯をきれいに並べていきます。
歯は、できるだけ保存に努めるのが原則です。ただし、矯正治療における抜歯(便宜 抜歯)は、虫歯治療や歯周病での抜歯とは切り離して考える必要があります。 健康な歯を抜くことに抵抗がある方は、今一度、矯正の目的を再確認しましょう。 矯正治療は見た目を美しくするためだけではなく、上下の歯がしっかりとかみ合い、正常な咀嚼機能を回復させることが重要な目的です。絶対的なスペース不足があるにもかかわらず、非抜歯矯正に固執すれば、治療の質も大きく低下します。 絶対的なスペース不足を改善する上で最も有効な方法が歯を抜くことである場合に限り、便宜抜歯を提案しています。 |
お口の中のベンチ(あご) |
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4人だとぎゅうぎゅう…。 |
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1人どいてもらって… |
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3人がちょうどいい♪ |