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歯並びと口呼吸
鼻呼吸と口呼吸
ここ数年、ポカンと口を開けて、口で呼吸する子どもや中高生、20代の人が増えています。口で呼吸する、いわゆる口呼吸は呼吸器系に影響を及ぼしますが、実は歯並びとも関係があります。
鼻でする呼吸(鼻呼吸)場合、鼻の中は粘膜で覆われていて、湿っているので、外気を暖め、 ほこりや細菌をキャッチ浄化して、肺に空気を送るフィルターの 役割りをしています。鼻で吸い込む空気中の病原菌の 50~80%は鼻の粘膜に 吸着され処理されます。↓↓ 口呼吸だと… ↓↓
口でする呼吸(口呼吸)だと、外気が直接のどや 肺に送られて刺激するので、免疫機能が低下し、風邪を引きやすかったり、アレルギーになりやすくなります。また、口の中が乾燥し、 唾液による自浄作用も 働かなくなるので、 口臭が起こりやすく、口の中の細菌も 増えて虫歯や歯肉炎に なりやすくなります。どうして口呼吸で歯並びが悪くなるの?
成長期の子どもで、口呼吸で口が開きっぱなしだと、 開いている分、下あごが下がり、舌の位置も下がります。そして、口の中では、奥歯が延び、頬圧が増し、低い位置にある舌も上あごの成長を促さないので、上あごのアーチの幅が狭くなります。そのため歯のかみ合わせが悪くなったり、出っ歯気味になったりします。 これに指しゃぶりや、歯を押すなどの舌の癖が加わわると、 開咬や出っ歯になりやすくなり、 ますます口が閉じにくく、いつも口を開けた状態になっていきます。
どうして口呼吸になるの?
・扁桃やアデノイドが大きく空気の通りが悪い
・蓄膿症やアレルギー性鼻炎などの鼻疾患
・やわらかい食事ばかりで口の周りの
筋肉が弱い
・もともと出っ歯で口が閉じにくい など
口呼吸を治すには?
鼻疾患のある場合は耳鼻科を
受診しましょう。
普段は口を閉じているように意識しましょう。食べるときは口を閉じてよく咬んで飲み込みます。口の周りの筋肉をきたえる器具や訓練もあります。スタッフにご相談ください